Tiny Bicycle Club

ロードバイク・クロスバイクを中心にパーツ・カスタム・メンテナンス・ウェアなど、自転車ネタをよちよちとおおくりします◎

CANNONDALE SuperSix Evo Carbon (2017)
BIANCHI Roma3 (2016)

ビアンキの人気クロスバイク、カメレオンテとローマはどちらがオススメ?

ロスバイク選びをしていて、
「メーカーはBIANCHI(ビアンキ)がいいなぁ◎」
と思っている人、たくさんいると思います。

 

という事で、
「ビアンキのクロスバイクといえば、CAMALEONTE(カメレオンテ)とROMA(ローマ)。それぞれの違いや特徴ってなんだろ?」
コレを今回はレビューできたらと。。。

 

その前に一応の前提というか前置きです。

何度かこのブログを読んでいただいている方はご存知かと思いますが、ワタシ、ビアンキのROMA 3を所有しています。

なのでカメレオンテよりもローマのほうがどちらかといえば体験として詳しく分かります。

あと、カメレオンテと見比べて結局ローマ3を買っているので(超初心者時)、見た目に関してはローマの方が好みだというのも先にお知らせいたします。。。

BIANCHI(ビアンキ)ってどんなメーカー?

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2台の比較に入る前に、まずはビアンキについて触れてみてからサラリと本題に移ってみましょうかね。

ブランド概要

 ビアンキ(イタリア語・英語:Bianchi)は、イタリアの自転車ブランド。現在の自転車(セーフティ型)が発明された年に自転車メーカーとして創業しており、現存する中では世界最古の自転車ブランドである。ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクといったさまざまな種類の自転車を販売している。2005年には会社設立から120周年を迎えた。1988年から、スウェーデンのGrimaldi Industriグループがフランスに本社を持つCycleurope AB傘下のブランドとなった。2009年には東京にBianchi Concept Storeがオープンした。

Wikipediaより引用

イタリアは自転車メーカー多いですよね。
ビアンキもイタリアのメーカーで、日本にも複数フラッグショップがあり(自由が丘のビアンキ・カフェも有名ですね)、もしかしたら日本では一番くらいに知名度が高い海外自転車ブランドかもしれませんね。

ちなみに、自分は原宿のBianchi Store 表参道ヒルズ店で購入しています。

"現存する中では世界最古の自転車ブランド"というのも購入を検討する際の安心感にも繋がりますね。

ブランドを象徴するチェレステカラー

Bianchi Passione Celeste
自転車のレース史上、注目されてきた色があります。ビアンキのブランドカラー「チェレステ」は、コンスタンテ・ジラルデンゴ、ガエターノ・ベロー、ファウスト・コッピを始め、努力家の英雄・フェリーチェ・ジモンディや、登りの芸術家マルコ・パンターニのような伝説的なチャンピオンのジャージと自転車の色として、注目されました。
ロードのジャンニ・ブーニョ、モレノ・アルゼンチン、MTBのジュリアン・アブサロンのような世界的に多くの成功を収めたチャンピョンたちは、チェレステカラーのビアンキの自転車で勝利を獲得しました。彼らの伝説は、自転車レースの歴史にはっきりとチェレステの文字で書かれており、今なおビアンキがサポートするプロフェッショナルロードチームやMTBチームによって継承されています。

BIANCHIジャパンオフィシャルウェブサイトより

また、ビアンキといえば"チェレステ"と呼ばれる緑がかった水色をカンパニーカラーとしているのも有名&特徴的です。

チェレステというのは、イタリア語で碧空、天空という意味だそうです。
このチェレステカラーの発祥には諸説あって、
ビアンキの職人さんがミラノの空の色を見て、毎年色を決めている。
という説や、
マルゲリータ王妃の眼の色と同じ色の自転車を創業者のエドアルド・ビアンキが献上したのが由来
とも言われています。

どちらにしてもなかなかに素敵な由来じゃないですか◎

 

CamaleonteとROMAを比較

では本題。
カメレオンテとローマ、両シリーズの特徴などを踏まえて比較してみます◎

まずはカメレオンテから。

カメレオンテってどんな自転車?特徴、オススメポイントは?

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Camaleonte(カメレオンテ)には1~6までのグレードがあり、数字が大きくなるほどハイグレードなモデルとなっています。

 

年式により価格は上下しますが、おおよそで、カメレオンテ1で6万円台、6で15万円くらいでしょうか。

 カメレオンテをどういうクロスバイクか一言で表すと、

マウンテンバイク寄りのクロスバイク
だと思います。

 もう少し具体的に。。。

カメレオンテはマウンテンバイク向けのコンポーネントを採用していて、ギアに関していえばフロントは3段が基本となっています。
なのでリアが8段であれば計24段変速と、かなり細かいギアチェンジが可能で、荒れたオフロードや山道なんかで力を発揮できそうです。

 フレームも柔らかめの設計で、振動吸収性を意識した作りとも言われています。

トップチューブの角度もシートチューブ側に向かって下がる角度が強めで、このあたりもマウンテンバイク寄りな印象を与えます。

サドルの厚みもしっかりとありますね。

 

ローマってどんな自転車?特徴、オススメポイントは?

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一方、ROMA(ローマ)シリーズは1~4のグレードに分かれています。(1については厳密には"ROMA1"ではなく"ROMA"となります)。

こちらは数字が小さいものがハイグレードという、ちょっとややこしいことになっていますね汗

 価格のほうはというと、ローマ4でだいたい7万円前後、ROMAで11万円くらいってところでしょうか。

 

ローマをどういうクロスバイクか一言で表すと、
ロードバイク寄りのクロスバイク
と言って良いのかなと思います。

 

ギアを見てみると、フロントは2段
ロードバイク用のコンポーネントを基調としています。

 フレームについては、カメレオンテに対して、こちらは剛性の高い、固めの設計だと言われています。

ペダリング時のレスポンスも良く、漕ぎ出しが結構スムーズに進んでくれます。

トップチューブの角度も、カメレオンテに比べてフラットで、ロード寄りな印象は確かに与えてくれます。 

サドルもロードバイクのものに近い、薄い形状になっています。 

カメレオンテとローマ、どちらを買うのが正解?

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自分が乗る自転車を自分で買うのですから、身も蓋もない事を言ってしまえば、「お好みでどうぞ」ってお話なんですけどね苦笑

ただ、用途などで選びどころはあると思うので、簡単にまとめてみますね。

 先に挙げたそれぞれの特徴を見ればある程度ピンと来るかと思いますが、

  • 疲れにくく楽に街乗りしたいって人はカメレオンテ
  • スピードもある程度出したいし時には中・長距離も走ってみたいって人はローマ

こんな風に個人的には思っています。

 

ただ、すみません、、、

この言い切り方だとちょっと矛盾しているところありますよね汗

カメレオンテが疲れにくいなら中・長距離もカメレオンテのが良さそうじゃない?

とか、

漕ぎ出しがスムーズなローマのほうが街乗りっぽくない?

とか。。。

ワタシも書いててとってもそう思うんですよね、、、

ネットのインプレや評価を見ていると、

ローマは特に「ロードとマウンテンのどっちに寄せたいのかが中途半端だ」

という意見も散見していたのですが、こういった所が中途半端と言われる原因なのかもしれないですね。。。

 そして、ワタシ的な持論となりますが、やっぱり見た目が好きなの買うほうが後悔はしにくいという意見も一応添えておきます。。。

 

ビアンキROMA3に8ヶ月乗った感想

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まず、乗る頻度としては自分はかなり少ない方だと思います。

今はロードバイクも買っているので、もっと減っちゃいましたが、ROMA3しか持っていないときでも週平均にすると1、2回ってところでした。

 平日は仕事なので、乗るとしたら夜家に帰ったあとに10キロとかささっと走る程度。

加えて週末1日は荒川サイクリングロードなり、ちょっとどこかへ走りに行くという感じで、それも距離としては40キロ50キロ前後と長くはないです。

 今のところ最長だったのは、家から荒川サイクリングロード出て、葛西臨海公園までを往復した時で、100キロくらいでした。

 

そんなスタイルで使用してみての感想としては、

「ロードバイクと比べなければ(乗ったことがない人なら)、不満なく快適に使える」

といったところでしょうか。

 

100キロ走った時は流石にくたびれましたが、喫煙者&30代後半の自分が走れたくらいなんで、若かったり体力あれば100キロなら問題ない許容距離かなと。(ただ、サイクリングロードに限った話になるかもしれないですね。)

 50キロとかなら、一般道でも全然イケるはずです◎

 スピードですが、サイクルコンピュータを持っていないのでアイフォンアプリでの測定しかできないですが、平坦で40キロくらいなら出てました。

サイクリングコースの巡行で30キロ強ってくらいですかね。

特徴としても書いたように、多分クロスバイクの中ではスピードを出しやすいモデルだとは思います。

 

速度に関しては、乗る人で全く変わっちゃうのであまり人の速度は自転車の速度の参考にはならないとは思いますけども。。。

 

今、自分のROMA3は、完全に街乗りメインで使っていますが、街乗りでの使い勝手はバッチリです◎

漕ぎ出しがスムーズなので、その点がとても街乗り自転車として乗りやすいと思ってます。

 ただ、30~40キロ以上の距離を乗るとなってくると、やっぱり結構しんどくなってきますね汗

とはいえこの点はカメレオンテと比較はしていないので断言できないですが、フレームがかなり固めなのが要因なのかなぁと思っちゃっています。

 ネットなどでの論調だと、カメレオンテ支持者が優勢 な印象ですが、個人的な好みでいえばローマのほうがルックスが好みなのが大きく、ローマを買って良かったと感じています。

フロント3段っていうのも、自分には全く必要ないですしね。。。 

 

というわけで、以上、ビアンキのカメレオンテ・シリーズとローマ・シリーズの比較を自分なりにしてみました。

どちらかで検討をされている方の参考にちょっとでもなったら幸いです◎

もし、それ以前にロードバイクとクロスバイクで迷っている方がいましたら、こちらの過去記事も是非◎

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